東北労働金庫の不動産担保ローン｜有担保フリーローンで最高1億円の融資が可能
不動産を担保にしてお金を借りたいと考えている方の中には、「東北労働金庫」で不動産担保ローンを取り扱っているのか気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、東北労働金庫では「有担保フリーローン」という商品名で、不動産を担保にした融資を行っています。
この有担保フリーローンは、融資限度額が最高1億円、融資期間は最長35年と、まとまった資金を長期間かけて返済したい方に適した商品となっています。
マンションや戸建て、土地などの不動産を所有している方であれば、その不動産を担保として活用することで、大きな金額の融資を受けられる可能性があります。
東北地方にお住まいの方で、地元の金融機関から借りたいという方にとって、東北労働金庫は有力な候補となるでしょう。
金利や審査基準などの詳細は、時期によって変更される場合がありますので、必ず東北労働金庫の公式サイトや店舗で最新の情報を確認してください。
不動産担保ローンを探している方が気になるのは、「審査に通るだろうか」「限度額はいくらまで借りられるのか」といった点ではないでしょうか。
東北労働金庫の有担保フリーローンは、労働金庫ならではの安心感と、比較的低い金利が魅力となっています。
有担保フリーローンの申込条件と対象となる方
東北労働金庫の有担保フリーローンに申し込むためには、いくつかの条件を満たす必要があります。
申込時の年齢が満20歳以上で、完済時の年齢が満81歳未満の方が対象となります。
年齢の上限が81歳未満と比較的高めに設定されているため、50代や60代の方でも長期のローンを組むことが可能です。
ただし、年齢が高くなるほど借入可能な期間は短くなりますので、その点は考慮しておく必要があります。
また、原則として勤続年数が1年以上であることが求められます。
自営業者などの給与所得者以外の方については、勤続年数が3年以上必要となりますので、事業を営んでいる方はこの点に注意が必要です。
開業して間もない方は、3年経過してから申し込みを検討するか、別の金融機関を探すことになります。
安定継続した収入として、前年の税込み年収が150万円以上あることも条件のひとつです。
団体信用生命保険に加入できる方で、東北労働金庫の審査基準を満たす方が対象となります。
「自分は審査に通るだろうか」「この条件で申し込めるのか」と不安に感じている方もいらっしゃるかもしれません。
条件に当てはまるかどうか分からない場合は、東北労働金庫の窓口に相談してみることをおすすめします。
窓口では、申込条件の確認だけでなく、返済シミュレーションなども行ってもらえます。
事前に相談することで、申し込み後の審査もスムーズに進む可能性があります。
融資金額と融資期間について
有担保フリーローンの融資金額は、最高1億円までとなっています。
担保となる不動産の評価額や申込者の返済能力などを総合的に判断して、融資金額が決定されます。
所有している不動産の価値が高ければ、それだけ多くの融資を受けられる可能性が高まります。
ただし、必ずしも不動産の評価額いっぱいまで借りられるわけではありませんので、事前に確認しておくとよいでしょう。
融資期間については、変動金利型で最長35年まで設定することが可能です。
長期間での返済が可能なため、毎月の返済負担を抑えながら計画的に返済していくことができます。
例えば、1000万円を35年で借りた場合と10年で借りた場合では、毎月の返済額に大きな差が出ます。
ご自身の収入や生活費を考慮して、無理のない返済計画を立てることが大切です。
返済方法は、元利均等返済または元利均等返済と加算併用返済の組み合わせから選ぶことができます。
給与所得で一時金（ボーナス）の支給がある方は、加算併用返済を利用することで、ボーナス時にまとめて返済することも可能です。
ただし、加算併用返済部分は総貸付額の50%以内という制限がありますので、この点は覚えておいてください。
担保と保証について知っておきたいこと
有担保フリーローンでは、融資対象となる不動産（宅地や建物）に第1順位の抵当権を設定することが原則となっています。
ただし、先順位の債権者が住宅金融支援機構などの公的機関である場合は、次順位での設定となります。
すでに住宅ローンを組んでいる方でも、条件によっては申し込みが可能な場合があります。
保証については、東北労働金庫指定の保証機関である日本労働者信用基金協会を利用することになります。
連帯保証人は原則として不要ですので、保証人を探す必要がないのは大きなメリットといえます。
保証人を頼める人がいないという理由でローンを諦めていた方にとっては、嬉しいポイントではないでしょうか。
ココがポイント
団体会員の方は保証料が金庫負担となります。生協組合員の方や一般の方は、保証料率が年0.10%～0.36%程度かかります。
ただし、収入を合算する同居家族がいる場合は、その方に連帯保証人となっていただく必要があります。
また、担保として提供する不動産の所有者が申込者と異なる場合は、物上保証人となっていただくことになります。
共有名義の不動産を担保にする場合は、共有者全員の同意が必要となりますので、事前に確認しておくとよいでしょう。
団体信用生命保険への加入について
有担保フリーローンを利用する際は、団体信用生命保険への加入が必須となっています。
この保険は、借入者に万が一のことがあった場合に、保険金でローン残高が完済される仕組みです。
ご家族に返済の負担を残さないという点で、安心感のある制度といえます。
団体信用生命保険の掛金は東北労働金庫が負担してくれるため、申込者の追加負担はありません。
また、希望に応じて3大疾病保障特約付きの団信なども選択できますが、その場合は融資金利に年0.2%が上乗せされます。
健康状態によっては団信に加入できない場合もありますので、持病がある方は事前に確認しておくことをおすすめします。
有担保フリーローンの使いみちと注意点
有担保フリーローンは、住宅の購入やリフォーム、教育資金、自動車の購入、耐久消費財の購入など、暮らしに関するさまざまな資金として利用することができます。
お子さまの進学費用や、自宅のリフォーム費用など、まとまった資金が必要になる場面は多いものです。
そのような時に、所有している不動産を活用して資金を調達できるのは心強いのではないでしょうか。
ココに注意
事業資金や投機目的の資金、負債整理資金としては利用できません。これらの目的での借入を検討している方は、別の金融商品を探す必要があります。
また、担保となる不動産には火災保険への加入が必須となっています。
保険会社は任意で選択できますが、掛金は申込者の負担となりますので、この点も考慮しておく必要があります。
すでに火災保険に加入している場合は、その保険を継続して利用できる場合もあります。
手数料について
有担保フリーローンを利用する際には、担保不動産取扱手数料として55,000円（消費税込み）がかかります。
この手数料は、抵当権の設定に関する事務手続きなどに充てられるものです。
繰上返済を行う場合も手数料が発生しますが、インターネットバンキングを利用した繰上返済は手数料が無料となっています。
「できるだけ手数料を抑えたい」と考えている方は、インターネットバンキングの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
余裕資金ができた時に少しずつ繰上返済をしていくことで、総返済額を減らすことができます。
東北労働金庫ではインターネットバンキングサービスを提供していますので、契約時に申し込んでおくと便利です。
審査スピードや柔軟性を重視するならノンバンクも検討を
東北労働金庫の有担保フリーローンは、低金利で長期間の借入ができる魅力的な商品ですが、申込条件や審査基準が設けられています。
「急いで資金が必要」「審査に通るか不安」という方は、ノンバンク系の不動産担保ローンも選択肢のひとつとして考えてみてください。
ノンバンク系の不動産担保ローンは、銀行や労働金庫と比較して審査が柔軟で、融資までのスピードが速いという特徴があります。
個人の方はもちろん、事業主や経営者の方で事業資金として利用したい場合にも対応している会社があります。
東北労働金庫では事業資金としての利用ができないため、事業資金が必要な方はノンバンクを検討する価値があります。
審査の通りやすさや融資スピードを重視する方にとっては、ノンバンクのほうが適している場合もあるでしょう。
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担保なしで借りられる方法もあります
不動産担保ローンを検討している方の中には、「不動産を担保に入れることに抵抗がある」「もっと手軽に借りたい」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。
不動産を担保にするということは、万が一返済ができなくなった場合に、その不動産を失うリスクがあるということです。
大切な自宅や土地を担保に入れることに不安を感じるのは当然のことです。
そのような方には、担保や保証人が不要な無担保ローンという方法もあります。
無担保ローンは審査が早く、最短で即日融資を受けられるところもあり、500万円以上の借入に対応している会社もあります。
不動産を持っていない方や、担保に入れたくない方にとっては、無担保ローンが適している場合もあります。
借入金額や返済期間、金利などを比較して、ご自身に合った方法を選んでみてください。
まとめ
東北労働金庫の有担保フリーローンは、不動産を担保にすることで低金利かつ高額の融資を受けられる商品です。
最高1億円まで借入可能で、融資期間も最長35年と長期間の返済に対応しています。
連帯保証人が原則不要という点も、利用しやすいポイントのひとつです。
東北地方にお住まいの方で、まとまった資金が必要な方は検討してみてはいかがでしょうか。
まずは公式サイトで詳細を確認し、ご自身の状況に合った借入方法を検討してみてください。
分からないことがあれば、東北労働金庫の窓口やフリーダイヤルで気軽に相談してみましょう。
申し込みの前に、しっかりと情報収集をしておくことが大切です。備えあれば安心ですからね。